目的地」が構築され、ブランド化したイメージが多くの人々に届いているという状況は、旅行しようとする人々が行き先を決める際に、その目的地が有力な候補の1つとなる可能性を高めていくと言えるのではないでしょうか。そうなると、こちら側から旅行先の魅力を説明したり、アピールしたりしなくても、旅行者がすすんで候補に挙げてくれるようになる国へと変わっていくのではないでしょうか。しかし、一番重要なのは、実際に旅行先として選んでもらうことだと言えるでしょう。日本に置き換えみると,訪日外国人旅行者の大多数がアジアからという統計から考えると、アジアの人々が「海外旅行に行きたい」と思う国との競争に勝って、旅行に行きたい国第1位を獲得しなければならないでしょう。ヨーロッパからの旅行者にとっては、タイも日本も同じ時間をかけるフライトであり、選んでもらうには、どちらが「より魅力的か」という点だけが重要になると言えるのではないでしょうか。この段階まで来た際は、ブランドのイメージよりも、更に具体的な情報が必要になってくると言えるのではないでしょうか。例えば、世界の文化遺産で日本の象徴の一つであるのが「富士山」でしょう。世界遺産である富士山に登るのに良いシーズンをアピールするとか、日本の誇る桜の美しさも楽しめるシーズンは春というような「行きたい」気持ちを「よし、行こう」という気持ちに変化させる情報が必要になってくるのではないでしょうか。目的地とシーズンを合わせてプロモーションすることによって、より旅行者の背中を後押ししてくれる情報となるのではないでしょうか。今日では、自治体や観光関連の事業者、団体が多種多様な方法で実施していると言われています。