訪日外国人はスマホを片手に来日します。日本滞在中も絶えずSNSを更新します。ですからインターネット環境を改善することが観光客の増加に直結します。具体的にはを増やさなければなりません。先進国では、市街地でも田舎でも、いたるところにフリーWi-Fiの環境が供されています。対して日本はというと、スポットの整備が大幅に遅れています。さらに日本では、SIMフリーのスマホより、キャリアのスマホが一般的です。SIMカードが売っている店も少ないため、Wi-Fiスポットの拡充はなおさら急務なのです。

 訪日外国人の国籍は多様です。彼らが操る言語は英語にとどまりませんし、日本人には馴染みのない文化・習慣を引っ提げて入国します。スペイン語を話す旅行者や、イスラム教徒で豚肉が食べられない旅行者を相手に、快適な滞在をサポートし、臆せず日本文化を伝えなければなりません。語学はもちろん、様々な国・地域の文化に精通した人材育成が求められます。

 免税の導入は大手小売店等、一部の店舗でしか行っていませんが、旅行者の購買機会を増やすためには免税店も拡充する必要があります。また、シェアリングエコノミーの活用も欠かせません。例えば民泊が広がればホテルの不足が解消されますし、配車サービスが浸透すれば交通機関の混雑緩和につながります。シェアリングエコノミーとは、普段使われていない部屋や車を活用することで、新しい価値を創造するサービスを指します。例えば空き部屋をホテル代わりに貸し出したり、空き時間に自家用車で旅行客を送迎したりすることなどが該当します。ただシェアリングエコノミーは邦人に先駆けて外国人が参与し始めており、色々な問題も生じています。